20年以上も前(もっと前?)、一世を風靡したピンクのリボンマークの英会話学校「バイリンガル」の学院長が書いた学習書です。
英会話学校「バイリンガル」は、一度倒産したNOVAほどの規模ではなかったにしろ、当時は飛ぶ鳥を落とす勢いで成長していました。ニューヨークにも英会話学校を設立したほどです。
このニューヨーク校には、ブログで紹介した中尊寺ゆつこさんが通っていました。そこに現れる講師はネイティブではなく日本人。それもあまり発音もうまくなかったようです。
日本の英会話学校では「うちはネイティブばかり!」を売りにしている中、なんとあのニューヨークで講師が日本人ということに驚いたそうです。
しかし、ここには英会話学校「バイリンガル」の大きなこだわりがあったのだと思います。この本で強くすすめているのは中学基本英文法の徹底訓練だからです。
初級英文法で言いたいことは何でも言える!
本書では、まず中学レベルの英語が口をついてドンドン出てくるような訓練、練習が必要!と繰り返し述べています。市橋敬三先生も同じことをおっしゃっていますね。
ですから、ニューヨークでの日本人講師は中尊寺さんいわく、「徹底的に訓練を受けた初級英文法マシーン」だったそうです。だから発音は、ほどほどで良いということだったのかもしれませんね。
まっ、そのマシーン講師に中尊寺さんは文法チェックを受けたというわけです。
さて、実はこの学習書は英会話学校「バイリンガル」の宣伝本でもありますが、あるメイン教材の副教材でもあります。
そのメイン教材とは、これ↓
全20巻からなるビデオ教材です。学校では生徒に売っていたんだと思います。きっと高かったでしょうね。うん十万!!このビデオは、1日1本ずつすすめます。1本1時間。
1時間やると・・・、喉はカラカラ。そう、「話す訓練」をたっぷりやらせてくれる素晴らしい教材なんです。本当を言うとある超有名教材のマネっこですが、ビデオにしなおしたところがすごくよかったと思います。
ちなみに英会話学校「バイリンガル」は、倒産しちゃいました・・・。
英会話学校「バイリンガル」に通った方の英語学習体験記があります。結構面白いです。