必ずものになる話すための英文法 研究社 市橋敬三(絶版)

 

 

<元祖>瞬間英作文はこちら

瞬間英作文といったら、現在でも英会話書のベストセラーになっている森沢洋介氏の著書ですよね。でも、英文法を項目ごとに並べ、日本語を見たとたんに英語を口に出す練習を初めに提唱したのは市橋敬三先生。

この4冊は、1984年に発売されました。この頃は、英文法を無視した学習法が幅を利かせていた時期です。そんな中、英語を話せるようになるためには、英文法の例文暗記が絶対に必要不可欠である!とし、大ベストセラーになりました。英文法がないがしろにされていた当時、英会話習得にこそ英文法の学習が必要だ!と真っ向から言いはなった市橋先生。当時は敵も多かったと思います。しかし、現在は英文法の大切さを語る人が大半を占めるようになりました。全て、市橋先生の努力によるものです。

この「必ずものになる話すための英文法」はベストセラーになりましたが、教材としてのレイアウトがあまりよくなかったため、それを感じた方々が、左ページに日本語、右ページに英文という学習者にとって勉強しやすい形で出版しはじめました。その先駆けだったのが、森沢洋介氏の手によるものです。

英文の内容自体は、「必ずものになる話すための英文法」の方が圧倒的に優れています。「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」の方は少し物足りない内容ですよね。中学生レベルの内容になっている。勉強はとてもしやすい教材になっているので現在でも評価は高いし、おススメです。シリーズ化されており段階的に学べるようになっています。

実はこの「必ずものになる話すための英文法」、ある有名人が全部丸暗記し、人前で英語で講演できるまでにしてくれた教材なんです。この教材だけでってことはないと思いますが、この教材に依るところはとても大きかったとのこと。この有名人は、次回あたりにご紹介いたします。

私も、もう一度やりなおさなくてはいけませんね。がんばります。

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