#010 英語のカタカタ表記で注意すること

2019年4月11日

英語のカタカナ表記は、私も使うことがあります。

「この文章をカタカナで表すとしたら、こんな感じです」という具合に。

ただ、この英語のカタカナ表記というのは、
その人自身の主観があらわれるため、
人それぞれ違った表記になってきます。

ですから、あくまでも参考程度にしておくことが大事です。

鵜呑みにして覚えてしまうと、
変な発音になってしまいます。

例えば、アメリカ人は「水」のことを「ワラ」と
発音する、なんてことがよく発音の本に書いてあることが
ありましたが、これをそのまま信じてしまうと、

藁(わら)にしかなりません。

 

いくつか思いつくままに、
面白いカタカナ表記を見てみたいと思います。
どなたが始めに、このように言い表したかはわかりません。

“pudding” は、最近スイーツコーナーなどに行くと
「プディング」として表記されていたりしますが、
「プリン」と同じものです。こちらの「プリン」のほうが
実際の英語の音に近いと思います。

ただし、アメリカ英語の場合です。

“machine” は、「マシーン」もしくは「ミシン」ですね。
後者の「ミシン」のほうが、英語の音に近いです。

 

Hepburn は、ご存知ですね?
「ティファニーで朝食を」で有名な女優
オードリ・ヘップバーン(Audrey Hepburn)です。

では、こちらのおじ様はご存知ですか?

こちらは、ローマ字表記で有名なヘボン博士。

カタカナ表記は「ヘボン」となっていますが、
実は英語では
Hepburn(James Curtis Hepburn)で、
オードリ・ヘップバーンと一緒です。

「ヘップバーン」と「ヘボン」???
なんか全然違いますね。

実際の英語の音に近いのは、
「ヘボン」のほうです。

もし、私がカタカナで表記するとしたら
こんな風に書くと思います。

“Hepburn” →「ヘッブン」

「ヘップバーン」は100パーセント通じません。

 

「ルーテル」「ルーサー」「ルター」
これら3つは、luther” をカタカタ表記したものです。

「マルティン」「マーティン」「マーチン」は、
“Martin” をカタカナ表記したもの

 

この人の場合は、「マーティン(もしくはマーチン)・ルーサー・キング」

 

こちらの場合は、「マルティン・ルター」

しかし、どちらも「Martin Luther」です。

 

 

最後は、“Hercules”
私が小さいころは「ハーキュリー」と言っていました。

今は「ヘラクレス」ですね。

 

どっちのほうが英語の音に近いか、
動画で確認してみてください。

私が少年の時にテレビ放映していたものです。
もちろん日本語吹き替え版です。

歌詞を下に置いておきました。

一緒に歌うと英語の発音の勉強になります。

softness in his eyes あたりが難しいと思います。

The Mighty Hercules Lyrics

Hercules, hero of song and story.
Hercules, winner of ancient glory.
Fighting for the right,
Fighting with his might,
With the strength of ten, ordinary men.

Hercules, people are safe when near him.
Hercules, only the evil fear him.
Softness in his eyes,
Iron in his thighs,
Virtue in his heart,
Fire in every part,
Of the Mighty Hercules.

スポンサーリンク