#018 “This is a pen.” をなめてかかるとカッコイイ発音には、なれない!

2019年4月12日

4月になり、学校が始まります。

最近は、中学生になってから
初めて英語を習うという子が少なくなってきました。

 

私の時代は、タイトルにあるとおり、

“This is a pen.”から始めました。

“This is a pen.” をなめてかかると、
カッコイイ発音には、なれません。

 

これから “This is a pen.” で、ちょっとくどいお話をしてみたいと思います。

 

まずは、カッコ悪い発音をお聞きください。

 

どこがカッコ悪いか、おわかりでしょうか。
別にこれでは通じないとか、間違っているというわけでもなく、
よりカッコイイ発音で話すのなら、もう一歩踏み込んで
英語の音を探検してみたいのです。

 

では、カッコイイ発音(と私が思っている)を聞いてください。

 

いかがですか。わかりますか。最初の発音との違い。
ただ、ちょっと速く発音しただけじゃない?
確かにそう感じるだけかと思いますが、
ちょっと、違います。

まあ、こんなのどうでもいいといえば、
どうでもいいことなんですが・・・。
少しお付き合いください。

 

 

“This is pen.”の文章を発音記号で表すと、
こうなります。

[ðís iə pén]

 

発音を学習し始めたばかりですと
音のつながりを意識せず発音するので
単語をひとつずつ発音してしまいます。

 

また、発音記号というのは実は完璧ではなく
その音をある程度想定できるツールに過ぎない。

 

ということを覚えておいたほうがいいのです。

 

発音記号は私たち学習者にとっては、
とても便利なものであることは確かですが、
アメリカ英語特有の音のつながりを無視してしまうと、
カッコイイ発音とは言えない読み方に
なってしまいます。

 

上の発音記号を少しずらしてみましたので、
このように発音してみてください。カッコよくなります。

 

[ðís iə pén]   “This is a pen.”
                 

[ðí si zə pén] “Thi si sa pen.”

 

まず、発音記号の[i]は、「イ」ではなく、
日本語の「エ」ではありませんが、「エ」に近い音です。

そうすると、

[ðí] は、「ゼ」という感じの音になります。
[si] は、「セ」という感じの音になります。


これで [ðí si]は、「ゼセ」となりました。

 

“This is a pen.” の a は、
曖昧母音として発音され、[ə] となります。

これは、1本のペンだ!と強調するのなら
[éi]と発音するかもしれません。

 

“pen” は、ほぼそのままです。
厳密にいうと、最後の “n” の音に特徴がありますが、
ここでは控えます。

では、全体の文章をみていきます。

[ðí si zə pén] → 「ゼセザ ペン」

こんな感じになりますと、カッコイイです。
始めの「ゼセザ」を一気に読む感じです。

一拍で読みます。一拍で読みますが、
[ðí si zə]3つの音がありますので3連符です。

  

 

まとめて、”This is a pen.” は、<タタタ タン>と発音してみましょう。

これ以上くどくなると誰も読んでくれなくなるので
そろそろやめます。(もう誰も読んでいないでしょう、多分・・・)

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