#004 まずは「英語」を聞くこと！
カッコイイ発音になるには、まずは聞くこと。声を出さない。
カッコイイ発音になりたいと思って
すぐに声に出して発音の練習を始めてしまう人がいます。
これでは失敗する可能性が高いと思います。
ここでいう失敗というのは、
カッコイイ発音が身につかずに、
かえって変なクセのある発音が身について
発音矯正が難しくなってしまった状態を言います。
まずは、聞くことに専念してみてください。
聞き流しでも構いません。
一定期間、できたら最低3ヶ月は続けると良いと思います。
英語は口からスルスルと出るのに、発音がイマイチっていう方が、
あなたの周りにいませんか？
こういう方は、いわゆるエリートに多いタイプです。
基礎的な文法力、またリーディング力もあるため、
仕事上での外国人との会話で身につけることのできた方々です。
TOEICの点数も結構高い方が多いです。
英会話教室に通って英語は少し話せるようになっても
発音がてんでダメという方も見かけます。
外国人教師は発音専門の先生等でもない限り、
あまり発音の誤りを指摘してはくれません。
会話の内容が大事であって、
発音自体はそれほど気にせずに聞いてくれるのです。
言いたいことがなんでも言えるようになり、
コミュニケーションも円滑になると、
発音が多少悪くても聞き手は
前後の文脈から判断をしてくれますので
訂正もしてくれません。
こうなると、学習者自身も発音に意識がいかなくなり、
発音矯正はとても困難になります。
立派なカッコ悪い発音のできあがり！となります。
今は英語が苦手という人ほど、
カッコイイ発音になれる可能性はとても高いです。
なぜなら、発音の学習というのは
単なる「音の分析と模倣（真似）」に過ぎないからです。
発音力を身につけるというのは、英語の勉強ではありません。
まったく別のものと考えたほうが身につくのは早いと思います。