#002 こんにゃく? おー、おでんを食べたのか!
<外国人青年と日本人のお父さんの会話>
青年:「オトウサン、ワタシ ムスメサント コンニャク シマシタ!」
父: 「こんにゃく? おー! おでんでも一緒につくったか?」
青年:「チ、チガイマス! オトウサン! コンニャクデス! オネガイシマス!」
父: 「・・・???(変なガイジン)」
どうも外国人青年とお父さんは話が通じなかったようですね。
解説していきます。
簡単なリエゾン(連結音)のお話。
日本語の「ん」と英語の「n」は、全く違う音です。
「n」の音を制するものは、英語発音を制す!!
この「n」音をマスターすると、
とってもカッコイイ発音になれます。
鼻音ってやつです。
この音をマスターするには、
とにかく初めは「ゆっくり」と、
「大げさに」やることが秘訣です。
「-n」で終わる単語を「超大げさに」やってみるんです。
鼻音ですから、鼻から思いっきり空気を出してください!
もっともっともっと鼻の穴を大きくしてっ!! そうです。
「ん~」っと言ってみてください。
英語の「n」は、舌の位置が上あごにくっつきますが、
日本語の「ん」は、上あごにはつきません。
初めに紹介した外国人青年は、「ん」を「n」で発音したため
「婚約」といったつもりが、
「コンニャク」になってしまったんですね。
自分で舌の位置を確認してみてください
ご自分で「婚約」と「こんにゃく」をゆっくりと発音して、
「舌の位置を確認」してみてください。舌先の位置です。
違いがわかりますね?
kon と yakuで「婚約」
しかし、外国人は「kon」の「n」と
「yaku」の「ya」がくっついて(リエゾン)、
「nya(ニャ)」となってしまう。
東京のコンビニでは、多くの外国人が一生懸命まじめに
働いてくださっています。
私の後ろに誰もいなければ、良く話しかけ、
「出身はどこですか?」
「学生ですか?」
「就職は日本でするんですか?」など
色々とお話をさせてもらっています。
そこでも、例えば「103円のお釣りです」と言うとき
こう発音する方が多いのに気づきます。
「hyaku-sanyen no otsuri desu」
「ひゃくさんねぇんのおつりです」
音がくっついて(リエゾン)しまうんです。
私たちは、この外国人のように音と音をくっつけず、
「婚約」だったら、「ko-n-ya-ku」と発音しますよね。
しかし、英語を話す外国人は
「konya-ku」と発音します。
これは、「舌の位置」の違いなんです。
ですから、これを応用すれば「n」の音をマスターできます。
1.舌の位置を確認し、
2.鼻から抜く鼻音がわかれば、
カッコイイ「n」音が出せるようになります。
Can you?(できる?)
これは発音を一切勉強していない日本人は、「キャン ユー?」
と発音してしまいます。
「巨乳?」と言ってみてください。(女性の読者様、すみません・・・)
この音にとても近いんです。「n」と「yo」をくっつけてあげればいいです。
語尾は「ニュウ?」ではなくて「ニュ?」のほうがもっといいですね。
では、以下の例文で
「n」の音が、おとなりの音とくっつく(リエゾン)練習をしてみましょう。
・I’ve always been a big fan of her.
・ton of work
・a pen and a pencil
・brighten up
・straighten out
・a rotten egg
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