#018 “This is a pen.” をなめてかかるとカッコイイ発音には、なれない!
4月になり、学校が始まります。
最近は、中学生になってから
初めて英語を習うという子が少なくなってきました。
私の時代は、タイトルにあるとおり、
“This is a pen.”から始めました。
“This is a pen.” をなめてかかると、
カッコイイ発音には、なれません。
これから “This is a pen.” で、ちょっとくどいお話をしてみたいと思います。
まずは、カッコ悪い発音をお聞きください。
どこがカッコ悪いか、おわかりでしょうか。
別にこれでは通じないとか、間違っているというわけでもなく、
よりカッコイイ発音で話すのなら、もう一歩踏み込んで
英語の音を探検してみたいのです。
では、カッコイイ発音(と私が思っている)を聞いてください。
いかがですか。わかりますか。最初の発音との違い。
ただ、ちょっと速く発音しただけじゃない?
確かにそう感じるだけかと思いますが、
ちょっと、違います。
まあ、こんなのどうでもいいといえば、
どうでもいいことなんですが・・・。
少しお付き合いください。
こうなります。
[ðís iz ə pén]
音のつながりを意識せず発音するので
単語をひとつずつ発音してしまいます。
その音をある程度想定できるツールに過ぎない。
[ðí si zə pén] “Thi si sa pen.”
まず、発音記号の[i]は、「イ」ではなく、
日本語の「エ」ではありませんが、「エ」に近い音です。
そうすると、
[ðí] は、「ゼ」という感じの音になります。
[si] は、「セ」という感じの音になります。
これで [ðí si]は、「ゼセ」となりました。
“This is a pen.” の a は、
曖昧母音として発音され、[ə] となります。
これは、1本のペンだ!と強調するのなら
[éi]と発音するかもしれません。
“pen” は、ほぼそのままです。
厳密にいうと、最後の “n” の音に特徴がありますが、
ここでは控えます。
では、全体の文章をみていきます。
[ðí si zə pén] → 「ゼセザ ペン」
こんな感じになりますと、カッコイイです。
始めの「ゼセザ」を一気に読む感じです。
一拍で読みます。一拍で読みますが、
[ðí si zə]と3つの音がありますので3連符です。
まとめて、”This is a pen.” は、<タタタ タン>と発音してみましょう。
これ以上くどくなると誰も読んでくれなくなるので
そろそろやめます。(もう誰も読んでいないでしょう、多分・・・)
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