口が覚える基礎英文法 10.助動詞(1)

口が覚える基礎英文法 10.助動詞(2)

Contents

would の用法

(1)「~だと思いますよ」

「~である(ない)」と断定的にいうのを避けて、やや遠回しにいう表現です。形は過去ですが、過去の事柄を言っているのではありません。

He would come. (彼はくると思うよ)

The trip would cost much money. (その旅行をするのは大変お金がかかると思いますよ)

She would call you this afternoon. (彼女は午後あなたに電話するでしょうよ)

He would not say “Yes.” (彼は賛成してくれないでしょう)

◎学校ではあまり扱いませんが、会話ではよく使われますので、覚えておくとよいでしょう。

◎会話では、would not は wouldn’t となることが多いです。


(2)丁寧(ていねい)な言い方

Would you help me with the dishes? (皿洗いを手伝ってくれませんか)

—— Would you …? は Will you …? より丁寧な言い方です。

Would you mind openig the window? (窓を開けていただけますか)

—— Would you mind ~ing …? は Would you …? よりも丁寧な言い方です。「はい、いいですよ」と答えるときは、Not at all. とか Certainly not. といいます。

I would rather stay at home than go out in the rain.

(私は雨の中を出かけるよりは、むしろ家にいたほうがいい)

I would like to speak to Mr. Richard, please. (リチャードさんをお願いしたいんですが)

I would like you to come with me. (私と一緒に来ていただかいたいんですが)

—— would like to ~ は like to ~ よりも丁寧な言い方です。
—— 会話では、I would は I’d と発音することが多いです。


should の用法

(1)「~すべきである、~したほうがいいよ」

You should ask him. (彼に頼んだほうがいいよ)

You should be in a hurry. (急いだほうがいいよ)

He should pay for the ticket. (彼は切符代を払うべきだ)

You should not ask him too much. (彼にあまり色々なことを頼んではいけないよ9

—— 会話では、should not は shoudn’t となることが多いです。

(2)「~するはずだ、きっと~だろう」

He should be there by now. (彼は向こうに着いているはずだ)

You should be proud of your son. (息子さんを誇りにお思いでしょう)


could の用法

(1)「~できると思いますよ」

この意味では現在を表します。

You could do that. Try it. (きみならできるよ。やってごらん)

Ask him. He could help you. (彼に頼んでごらん。助けてくれると思うよ)

You could say it that way. (そういうこともできると思うよ)

(2)丁寧な言い方

Could you speak a little louder? (もう少し大きな声で話していただけませんか)

—— Could you …? は Can you …? よりも丁寧な言い方。

Could you tell me the way to the station? (駅へ行く道を教えていただけませんか)

Could I use the phone? (電話を貸していただけますか)


might の用法

「ひょっとすると~かもしれない」

この意味では現在を表します。

He might come today. (ひょっとすると彼は今日来るかもしれない)

She might be able to help you.

(ひょっとすると彼女はあなたのお手伝いができるかもしれませんよ)

I might take two days off. (もしかすると2日休暇をとるかもしれないよ)

◎might の方が、may よりも可能性が少ないことを示します。


had better の用法

「~したほうがいい」

自分についていう場合は問題ありませんが、相手にいう場合は気を付ける必要があります。命令的な口調が強からです。

We had better go at once. (今すぐ行ったほうがいいよ)

I think I had better wait. (僕はまっているよ)

You had better hurry. (急いだほうがいいよ)

Had we better go at once?

We had better not go at once.

◎会話では、had は I’d, We’d, You’d となることが多いです。また、had が省略されて You better のようにいうこともあります。

◎better の後の動詞は原形であることに注意してください。


used to の用法

「前には~だった、よく~したものだ」

過去の習慣を表す時に用います。

I used to go to the movies on weekends.

(週末にはよく映画に行ったものです)

He used to smoke very much. (彼は以前はタバコをたくさん吸っていました)

◎used to は<ユースタ>と発音します。


ここまでは「パートⅠ」として文法の説明を示してきましたが、これがわかっただけでは使い物にはなりません。

実践練習が必要です。ここからが本当の意味での文法学習ということになります。スポーツと一緒で何度も基本的な練習がどうしても必要になってきます。英語は私たちにとって外国語です。普段は日本語に囲まれて生きています。意識的な努力が必要なのです。どうか、繰り返してみてください。少しずつではありますが、口をついて英語が出てくるようになってきます。

今までのように、日本語の単語や表現を英語に当てはめようとする頭の働きではなく、スパッと英文がでてくるように必ずなります。頑張ってください。

パートⅡ 文法口頭特訓(助動詞 2)

問題文の日本語の後にポーズが入ります。その間に英語をあなたの口から出してみてください。始めは出てこないでしょう。今までこうした練習はしてこなかったのですから当たり前です。ですから、何度もアタックしてみてください。英語が自分の口から出てくる数が増えてきます。モデル解答の後ももう一度口に出して言ってみることが大切です。

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