口が覚える基礎英文法 04.進行形

パートⅠ 文法の説明

Contents

進行形の形

進行形には現在進行形と過去進行形があり、「be 動詞の現在形(過去形)+~ing 」の形をとります。


現在進行形の用法

現在進行形には、次の3つの用法があります。

(1)現在の時点で進行している動作を示すもの。これが最も普通の用法です。

I‘m reading a report. (今報告書をよんでいるところです)

We‘re playing cards. (私たちは今トランプをしているところです)

He‘s listening to the radio. (彼は今ラジオを聞いているところです)

◎会話では、be 動詞は I’m,  We’re, He’s, のように略して話すのが普通です。


(2)近い未来の事柄を示すもの

これは、書き言葉よりも話し言葉で多く用いられる傾向があります。

Winter is coming. (冬がやってきます)

When is he leaving for Canada? (彼はいつカナダへたつのですか)

We’re arriving in Honolulu in 20 minutes. (20分後にホノルルに到着いたします)

◎この用法は、主として「発着、往来」を示す動詞(come, go, leave, start, arrive など)を伴います。また、これらの動詞は現在形のままでも未来を示すことがありますが、進行形の方が描写がいきいきとしてきます。


(3)習性を示すもの

「~ばかりしている」といった意味を表すときに用いられます。主として always とともに用いられます。

Mary is always smiling. (メアリーはいつもニコニコしている)

He’s always forgetting something. (彼はいつも忘れ物をする)

She’s always complaining about her children. (彼女はいつも子供のことをこぼしている)

Tom is constantly studying. (トムはいつも勉強している)


過去進行形の用法

現在進行形との違いは、過去進行形が過去を示しているということだけであり、その用法は現在進行形の場合と同じなので、ここは説明を省略いたします。


進行形の疑問文と否定文

be 動詞だけが変化するので、be 動詞と同じように考えればよいです。

Is Tom watching TV?(トムはテレビを見ますか)

What is Susie doing? (スージーは今何をしていますか)

Isn’t Tom watching TV? (トムは今テレビを見ているのじゃないんですか)

Aren’t you leaving early tomorrow morning? (あなたは明日の朝早くたつのじゃないんですか)

I’m not listening to the radio. (僕は今ラジオを聞いていませんよ)

He isn’t coming this afternoon. (彼は今日の午後は来ませんよ)


進行形の付加疑問

「~でしょうね」「~ではないでしょうか」と念を押すときに用います。多少くだけた調子になります。

Tom is watching TV, isn’t he? (トムは今テレビを見ているんでしょうね)

Tom isn’t watching TV, is he? (トムは今テレビを見てはいないでしょうね)

You’re listening to the radio, are’t you? (君は今ラジオを聴いているんだろ?)

You are’nt leaving tomorrow, are you? (明日お発ちになるんではないでしょうね)


進行形にならない動詞

進行形は進行中の「動作」を表す言い方なので、「状態」を表す進行形にはなりません。

I have two borothers. (僕には兄が2人いる)

Kate loves her father. (ケイトはお父さんが好きです)

Do you know that boy? (あの男の子知ってる?)

◎同じ動詞でも、意味が「状態」ではなく、「動作」を示すときは進行形にすることができます。He’s having lunch. (彼は昼食をとっているところです)


ここまでは「パートⅠ」として文法の説明を示してきましたが、これがわかっただけでは使い物にはなりません。

実践練習が必要です。ここからが本当の意味での文法学習ということになります。スポーツと一緒で何度も基本的な練習がどうしても必要になってきます。英語は私たちにとって外国語です。普段は日本語に囲まれて生きています。意識的な努力が必要なのです。どうか、繰り返してみてください。少しずつではありますが、口をついて英語が出てくるようになってきます。

今までのように、日本語の単語や表現を英語に当てはめようとする頭の働きではなく、スパッと英文がでてくるように必ずなります。頑張ってください。

パートⅡ 文法口頭特訓(進行形)

問題文の日本語の後にポーズが入ります。その間に英語をあなたの口から出してみてください。始めは出てこないでしょう。今までこうした練習はしてこなかったのですから当たり前です。ですから、何度もアタックしてみてください。英語が自分の口から出てくる数が増えてきます。モデル解答の後ももう一度口に出して言ってみることが大切です。

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