口が覚える基礎英文法 15.前置詞(1)

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前置詞

前置詞は名詞、または代名詞の前に置かれて以下のように用いられます。

The book on the desk is Mary’s. (机の上にある本はメアリーのです)

He sat across the desk from me. (彼は机をへだてて私と向かい合った)

He went on a trip around the world. (彼は世界一周の旅に出た)

Give it back to her. (彼女にそれを返しなさい)

We went up the hill. (丘を登っていった)

We walked up to the top of the hill. (丘のてっぺんまで歩いて登っていった)

We flew over the Pacific Ocean. (太平洋を飛行機で渡りました)

She sat between the boys. (彼女は2人の男の子の間に座った)

They discussed the problem among themselves. (彼らはその問題を自分たちの間で話し合った)

Did you put it under the desk? (机の下にそれを置いたのですか)

Who is the girl sitting next to John? (ジョンの隣に座っている女の子はだれですか)

He looked into the room. (彼は部屋の中を覗き込んだ)


前置詞句

前置詞には、上記のように1語で使われるものと in front of 「~の前に」のように、数語から成る前置詞句とがあります。前置詞句とは以下のように用いられます。

A tree is growing in front of the house. (家の前には1本の木が生えています)

I will go instead of John. (ジョンの代わりに僕が行こう)

They played golf in spite of the rain. (彼らは雨にもかかわらずゴルフをした)


時を表す前置詞(at, on, it)

一般的に、at は短い時を表し、on は定められた時を表し、in は比較的長い時を表します。

School begins at nine o’clock. (学校は9時に始まる)

They usually have lunch at noon. (彼らは普段は正午に昼食をします)

Children shouldn’t play outside at night. (子供は夜、外で遊んではいけない)

They arrived on Friday night. (彼らは金曜日の夜に着いた)

We will have a party on October 9. (10月9日にパーティを開きます)

I went to Kamakura on the morning of January 2. (1月2日の朝に鎌倉へ行きました)

— 上の3つの例文は、それぞれ night, 9, morning に前置詞がついたものですが、Friday, October, of January 2 が night, 9, morning を限定しているために、前置詞 on が使われています。

They have three classes in the morning. (彼らは午前中に3時間授業があります)

I come home late in the evening. (夕方遅く帰宅します)

In Japan, the school year begins in April. (日本では新学期は4月に始まります)

I was born in 1957.(1957年に生まれました)

場所を表す前置詞 (at, on in)

一般的には、at は狭い場所を表し、 on は表面との接触を表し、in は内部、または広い場所を表します。

I saw him at the exit. (出口のところで彼を見つけた)

He is staying at Hotel Okura. (彼はホテル・オークラに泊っている)

They live at 45 Maple Street. (彼らはメープル・ストリート45番地に住んでいる)

— 番地は at で表しますが、Maple Street だけだと on を用います。They live

They live on Maple Street.

A picture of his grandfather was on the wall. (彼のおじいさんの写真が壁にかかっていました)

— 上の例は、「横に接触している」ことを表していますが、「逆さまに接触している」ことも表すことができます。A fly is on the ceiling. (ハエが天井にとまっている)

He was standing on the street corner. (彼は街角に立っていた)

— 次の例は「部屋の(内側の)すみ」の意味で使われています。

There is a floor lamp in the corner of the room. (部屋の隅にフロア・スタンドがあります)

They live in Kanazawa. (彼らは金沢に住んでいます)

The doctor was in his office. (医者は診察室にいました)


ここまでは「パートⅠ」として文法の説明を示してきましたが、これがわかっただけでは使い物にはなりません。

実践練習が必要です。ここからが本当の意味での文法学習ということになります。スポーツと一緒で何度も基本的な練習がどうしても必要になってきます。英語は私たちにとって外国語です。普段は日本語に囲まれて生きています。意識的な努力が必要なのです。どうか、繰り返してみてください。少しずつではありますが、口をついて英語が出てくるようになってきます。

今までのように、日本語の単語や表現を英語に当てはめようとする頭の働きではなく、スパッと英文がでてくるように必ずなります。頑張ってください。

パートⅡ 文法口頭特訓

(15.前置詞 <1>)

問題文の日本語の後にポーズが入ります。その間に英語をあなたの口から出してみてください。始めは出てこないでしょう。今までこうした練習はしてこなかったのですから当たり前です。ですから、何度もアタックしてみてください。英語が自分の口から出てくる数が増えてきます。モデル解答の後ももう一度口に出して言ってみることが大切です。

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