口が覚える基礎英文法 06.未来(2)

パートⅠ 文法の説明

Contents

I (We) will …

「~するつもりだ」と意志を表す意志未来形は、 I (We) will … を用います。形だけ言えば1人称の単純未来と全く同じになります。

I will do my best.(最善を尽くすつもりです)

I will keep my promise.(約束は守ります)

I won’t make the same mistake.(同じ間違いはしません)

Don’t forget it. —— No, I won’t.(忘れちゃだめですよ —— はい、忘れませんとも)

We will do it at once.(早速それをします)

Mike and I (=We) will help you.(マイクと僕がお手伝いします)

◎会話では、I will, We will はそれぞれ I’ll, We’ll と短縮形で発音されることが多いです。

◎3人称の場合も will を用いて意志を表すことができます。He won’t listen to me. (私のいうことを聞こうとしない)無生物の主語を用いることもあります。The door won’t open.(ドアがどうしても開かない)


Shall I (we)…?

「~しましょうか?」と相手の意思を聞く場合に用います。

Shall I open the window? (窓を開けましょうか)
—— このようにたずねられた時の答え方は、Yes, please do. か No, please don’t. になります。

Shall we stop here for today? (今日はこのくらいにしておきましょうか)

What shall we do? (私たちはどうしたらいいのでしょうか)

Shall I do it for you? —— No, thank you. I’ll do it.
(それ私がしましょうか —— いえ、結構です。私がやります)
—— Yes の場合は、Yes, please. です。

Shall we go now? —— All right. (もう行こうか —— そうしよう)
—— No の場合は、No. Let’s go later.などと言えばよいです。

Let’s dance, shall we? (さあ、踊りましょう)
—— Let’ … を受ける付加疑問は、上記の例のように shall we? となります。


Will you …?

「~すつつもりですか」と相手の意思を聞く場合に用います。

Will you buy the radio? —— Yes, I will. (あのラジオを買うつもりですか —— はい)

Will you go there? —— Yes, I will. (あそこへ行くつもりですか —— はい)

このほかの重要な用法として「~してくれませんか」と相手に依頼する場合と、「~しませんか」と相手を勧誘する場合があります。

(1)依頼

Will you show me your camera? (あなたのカメラを見せてくれませんか)

Will you leave it to me? (それは私に任せてくれませんか)

Will you tell me the way to the station? (駅へ行く道を教えてくれませんか)

(2)勧誘

Will you have some coffee? (コーヒーはいかがですか)
—— 人に勧めるときは、疑問文でも any ではなく some を用いる。

Will you come along with me? (私と一緒に来ませんか)

◎勧誘を表す場合には、Will you …? の他に Won’t you …? もよく用いられます。

Won’t you have some coffee?  Won’t you come along with me?

◎命令文を受ける付加疑問は will you? となります。ただし、これはどちらかというと、くだけた表現になります。

Leave it to me, will you? (それ僕に任せてくれないか)

Come along with me, will you? (僕と一緒に来ないか)


ここまでは「パートⅠ」として文法の説明を示してきましたが、これがわかっただけでは使い物にはなりません。

実践練習が必要です。ここからが本当の意味での文法学習ということになります。スポーツと一緒で何度も基本的な練習がどうしても必要になってきます。英語は私たちにとって外国語です。普段は日本語に囲まれて生きています。意識的な努力が必要なのです。どうか、繰り返してみてください。少しずつではありますが、口をついて英語が出てくるようになってきます。

今までのように、日本語の単語や表現を英語に当てはめようとする頭の働きではなく、スパッと英文がでてくるように必ずなります。頑張ってください。

パートⅡ 文法口頭特訓(未来)

問題文の日本語の後にポーズが入ります。その間に英語をあなたの口から出してみてください。始めは出てこないでしょう。今までこうした練習はしてこなかったのですから当たり前です。ですから、何度もアタックしてみてください。英語が自分の口から出てくる数が増えてきます。モデル解答の後ももう一度口に出して言ってみることが大切です。

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