パートⅠ 文法の説明
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未来形
will は人称、数、平叙文、疑問文の区別なく全てに共通して用いることができます。
人称 | 平叙文 | 疑問文 |
1人称 | (I, We) will | Will (I, we) …? |
2人称 | (You) will | Will (you)…? |
3人称 | (He, They) | Will (he, they)…? |
◎会話では、短縮形を用いて I’ll, We’ll, You’ll, He’ll, She’ll, It’ll, They’ll のように言うのが普通です。
◎イギリス英語では I(We) shall のように、1人称に shall を用いますがアメリカ英語ではあまり使いません。また、イギリス英語でも会話では短縮形を用いて I’ll となるのでアメリカ英語と同じになります。
I’ll be 20 next Friday. (来週金曜日には20歳になります)
You’ll be busy tomorrow. (あしたは忙しくなるよ)
She’ll like it here. (彼女はここが気に入るだろう)
— like it here は「ここが気に入る」の意味で、it には意味がありません
It’ll rain tomorrow. (明日は雨でしょう)
未来形の用法
will を用いた未来形には、単なる未来を表す「単純未来」と、意思を表す「意志未来」の2種類の用法があります。上記の例文は全て単純未来を表しています。意志未来については別の項でご紹介いたします。
◎文法では、このように単純未来と意志未来の2種類に分けますが、実際にはどちらか区別できない場合が多いので、あまり神経質になる必要はありません。
単純未来の疑問文と否定文
Will we be late for the train? (私たちは電車に遅れるでしょうか)
Will he come tomorrow? (彼は明日来るでしょうか)
Will they move next week? (彼らは来週引っ越しするでしょうか)
You won’t need help. (君はひとりでやっていけるよ)
They won’t be happy. (彼らは喜ばないでしょう)
◎このように会話では will not の代わりに won’t と短縮形を用います。
be going to ~
この言い方は、比較的近い未来を表すのに用いられます。
I’m going to make a report this afernoon. (今日の午後報告書を作成つもりです)
It’s going to rain tonight. (今夜は雨が降りそうです)
We’re going to throw a party next week. (来週パーティーを開くつもりです)
Are you going to be an English teacher? (英語の先生になるつもりですか)
We’re going to join the club. (あのクラブに入らないつもりです)
◎会話では非常に多く使われる表現です。しっかりとパートⅡで使えるように練習しましょう。
◎これも will と同じように、単純未来だけでなく「~するつもりだ」と意志を示すことがあり、その区別はしにくいことが多いです。
be about to ~
「~するところだ」とすぐ先のことを表すときに用いられます。
The sun is about to rise. (日が昇ろうとしています)
The bus was about to start. (バスが今にも出ようとしていました)
He was about to speak to him. (もう少しで彼に話かけるところだった)
◎be about to ~ は未来を表す語句と一緒に使うことはできません。
ここまでは「パートⅠ」として文法の説明を示してきましたが、これがわかっただけでは使い物にはなりません。
実践練習が必要です。ここからが本当の意味での文法学習ということになります。スポーツと一緒で何度も基本的な練習がどうしても必要になってきます。英語は私たちにとって外国語です。普段は日本語に囲まれて生きています。意識的な努力が必要なのです。どうか、繰り返してみてください。少しずつではありますが、口をついて英語が出てくるようになってきます。
今までのように、日本語の単語や表現を英語に当てはめようとする頭の働きではなく、スパッと英文がでてくるように必ずなります。頑張ってください。
パートⅡ 文法口頭特訓(未来1)
問題文の日本語の後にポーズが入ります。その間に英語をあなたの口から出してみてください。始めは出てこないでしょう。今までこうした練習はしてこなかったのですから当たり前です。ですから、何度もアタックしてみてください。英語が自分の口から出てくる数が増えてきます。モデル解答の後ももう一度口に出して言ってみることが大切です。