パートⅠ 文法の説明
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一般動詞の現在形
主語が3人称の時は、一般動詞の現在形は原形に-(e)s をつけてつくります。
現在形の-(e)s のつけ方
語尾の-(e)s のつけ方は、次の規則を覚えてください。また、-(e)s の発音は [s],[z],[iz]のどれかになります。
(1)多くの動詞は -s をつけます。
loves | brings | stays | —— | [z] |
likes | keeps | sits | —— | [s] |
◎-s の直前の発音が有声音(声を出す音)の場合には、-s も[z] というように有声音になります。これに対して、-s の直前の発音が無声音(声をださない息だけの音)の場合には、-s も[s] というように無声音になります。説明がわかりずらいと思いますが、それは実際に発音していくうちにわかってきます。
(2)動詞の語尾が s, x, ch, sh, o で終わるものには -es をつけます。
passes | fixes | catches | washes | —— | [iz] |
goes | does | – | – | —— | [z] |
(3)動詞の語尾が「子音字+y」で終わるものは、y を i に変えて -es をつけます。
try → tries, fly → flies, study → studies, hurry → hurries [z]
◎y の前が「子音字」であることに気をつけること。「母音字」の場合は、-s をつけます。
ex. stays, pays
一般動詞の疑問文
do(does) を主語の前において疑問文をつくります。
You | speak | Japanese | . | |
Do | you | speak | Japanese | ? |
(日本語を話しますか)
He | lives | in | Kobe | . | |
Does | he | live | in | Kobe | ? |
(彼は神戸に住んでいますか)
◎一般の疑問文は簡単だと思っていらっしゃる方がおりますが、実際の会話ではよくDoes he lives…? となりがちです。この場合は live には -s はつきませんね。頭で知っているだけは、こうした間違いが起きます。パートⅡの口頭練習で繰り返し練習することによって、自然と身についてきます。
一般動詞の否定文
do not(does not) を動詞の前につけて否定文を作ります。
I | speak English. | |
I | do not | speak English. |
(私は英語が話せません)
He | lives in Kobe. | |
He | does not | live in Kobe. |
(彼は神戸に住んでいません)
◎会話では、do not, does not は、don’t, doesn’t となるのが普通です。
一般動詞の否定疑問文
否定疑問文にすると、普通の疑問文よりも多少くだけた感じの調子になります。
Do you speak Japanes? → Don’t you speak Japanese?
(日本語を話さないのですか)
Does he play tennis? → Doesn’t he play tennis?
(彼はテニスをしないんですか)
一般動詞の付加疑問
「~ですね」「~ではありませんね」と念を押す時に用います。こちらもくだけた感じになります。
You speak Japanese.
You speak Japanese, don’t you?
(あなたは日本語を話しますね)
You don’t speak Japanese.
You don’t speak Japanese, do you?
(あなたは日本語を話さないんでしょうね)
未来の代用
come, go, arrive, leave, start, sail などの「発着、往来」を表す動詞は、現在形のままで未来のことを述べるのに用いられることがあります。この場合には、未来を示す副詞などと一緒に用いるのが普通です。
They arrive tomorrow. (彼らは明日到着します)
The ship sails next Saturday. (その船は来週土曜日に出港します)
ここまでは「パートⅠ」として文法の説明を示してきましたが、これがわかっただけでは使い物にはなりません。
実践練習が必要です。ここからが本当の意味での文法学習ということになります。スポーツと一緒で何度も基本的な練習がどうしても必要になってきます。英語は私たちにとって外国語です。普段は日本語に囲まれて生きています。意識的な努力が必要なのです。どうか、繰り返してみてください。少しずつではありますが、口をついて英語が出てくるようになってきます。
今までのように、日本語の単語や表現を英語に当てはめようとする頭の働きではなく、スパッと英文がでてくるように必ずなります。頑張ってください。
パートⅡ 文法口頭特訓(現在2)
問題文の日本語の後にポーズが入ります。その間に英語をあなたの口から出してみてください。始めは出てこないでしょう。今までこうした練習はしてこなかったのですから当たり前です。ですから、何度もアタックしてみてください。英語が自分の口から出てくる数が増えてきます。モデル解答の後ももう一度口に出して言ってみることが大切です。